
2015年6月1日。何の日かおぼえてますか?きっとおぼえてませんよね。
実はこの日、改正道路交通法が施行された日なんです(おぼえていた方、ごめんなさい)。
「あー、そういえばニュースで見たなあ」なんて、ちょっと思い出された方もおられるのでは?そう、自転車運転に対する反則取り締まりが強化されて、自転車で道路交通法違反を起こして取り締まりを受けた場合、自転車運転者講習を受けなければならなくなったんです。
実は、自転車も自動車と同じように道路交通法が適用される乗り物だったんですよね〜。おそらく近年、自転車でのルール違反による事故などが急増したことが原因で、自転車も本格的に取り締まり対象になったのだと思います。
数年前、自転車と歩行者との事故で、当時小学生だった加害者に対して1億円近い賠償金を支払うよう命じた判決が出て、話題になったこともありました。
これを期に、しっかりとお子さんと一緒に学んで頂き、安全運転を身につけていただきたいと思います!
とにかく、わかっているようで理解していない人が多いのが、道路交通法という法律。
今日は、このうち自転車に関わるポイントを紹介します!
内容は下記で確認しましょう!
法律上は、自動車も自転車も同じ「車両」の扱いですので、道路交通法が適用されます(一部例外はありますが)。
特に、違反の意識がないままにやってしまいそうなことや、お子さんが思わず違反してしまいそうなことといえば、
→傘さし運転や携帯電話の操作をしながらあるいはイヤホン使用による運転
というところでしょうか?おそらく、道路交通法が改正されたタイミングで話題になったのでご存じの方もいるかもしれませんが、これらは特に注意が必要です。
なお、二人乗りは皆さんにとって、おまわりさんに注意される最もポピュラーな「よくない自転車の乗り方」だと思いますが、実は上記の14項目の中には入っていないんです。それは、幼児用の座席がついていて、運転者が16歳以上であり、同乗者が6歳未満であれば二人乗り可能で、さらに幼児用の座席が2つついていれば三人乗りまでOK、という例外規定があるからなのだそうです。
とはいえ、大人同士や子ども同士での二人乗りは許されていませんので、
上記でご説明した14項目の改正道路交通法を違反し、これらの違反を3年間に2回行うと、
講習時間は3時間で、手数料も5,700円と高額な費用がかかります(講習を受けなかった場合は、罰則〈刑事罰:5万円以下の罰金〉の対象となります)。
しかも、講習対象は14歳以上(中学2年生から)が対象ということになります。
自動車の違反講習と変わらない、いや、中学生も対象ということを考えれば、自動車のソレよりも厳しいものなんですよ。今回私も調べていくうちに、こんな情報が出てきたのでびっくりです!
車の違反講習と変わらない費用と時間。これだけの講習内容が有るということは、やはり背景に多くの事故があるということでしょう。
お子さんが自転車に乗り始めると、行動範囲がグンと広がって、家族でサイクリングも楽しめるようになりますね。お休みごとに出かけるというご家庭も多いのでは?でも、そんな時守りたいのが以下のポイント。特にお子さんの身を守るために、忘れてはならないこととして、しっかり守らせるよう注意しましょう。
「あれ、自転車は決められた場所以外車道を通らなくちゃいけないんじゃないの?」とお思いの人も多いでしょう。通常自転車は一部を除き歩道の通行は許可されていませんが、実は13歳未満のこどもには通行が認められています。
できる限りの事故に合う確率を下げるためにも、自転車を運転する際は歩道を通行するように教えましょう。
ただし、あくまでも歩行者が優先なのでベルを鳴らしての走行や歩行者の邪魔になるような運転はNGです。「歩行者優先」ということもしっかりと教えましょうね。
道路交通法には、13歳未満の子どもが自転車に乗る際は、保護者がヘルメットを着用するように努めなければならない。という項目があります。
これは道路交通法云々というより、事故や怪我を考えれば必須アイテムですね。必ずピッタリとしたサイズのものを選んで着用させましょう。また、一度大きな衝撃を受けたヘルメットは機能が低下しますので、交換することをお忘れなく!
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お子さんに対して教えておきたいルールは最低限に絞っても、結構多くあります。大変ですが一つひとつていねいに教えていくしかありません。
自転車運転者講習制度が適用されるのは14歳からですが、運転の仕方やルールは変なクセが付いてしまう前にしっかりと教えておいたほうが事故にあう確率も減らすことができますので、この際にぜひ取り組んでみてはいかがですか?
お子さんはいつも親を見て育ちます。
お子さんの前で、信号無視をしたり、傘さし運転をしたりしないように!
万一ルールを守れなくても、決して怒らず、ルールを守らなくてはならない理由を根気強く教えていきましょう。