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子育て情報
2016年9月1日 22:00 学び

子どもの台所仕事研究家 presents 第4話「こどもの知りたい!を叶える、年齢別おすすめ絵本」

子どもの台所仕事研究家 presents 第4話「こどもの知りたい!を叶える、年齢別おすすめ絵本」

こんにちは石井由紀子です。今回は絵本のお話の2回目。

前回は、「絵本の読み聞かせが子どもにもたらすモノ・コミュニケーションへの影響」についてお話しさせていただきました。

子どもの台所仕事研究家 presents 第3話「なぜ良いの?どんな風に良いの?絵本が子どもに与える3つの嬉しいこと」

後編となる今回は具体的におすすめの絵本をご紹介したいと思います。

絵本の中には大人が見ても楽しめるものがたくさんあります。子どもをひざの上においたり、寝ころびながら、一緒に絵本を楽しむ時間をつくることで、大人にとってもホッと和む時間が広がりますよ。

※ 対象年齢は目安です。

 


1歳前後~

 

「もこもこもこ」

作:谷川俊太郎作 絵:元永定正

文研出版

978-4-580-81580-3

ぽろり、ぷうっ、ぱちん!シンプルな絵とたった一つ言葉が、子どもの中にある想像力をフルに発揮します。子どもはこの本をとても喜びます。ボロボロになるまで読み倒しても、まだまだ読んで欲しがるロングランの絵本。リーズナブルな一冊。

 

*****

 

「どうぶつのおかあさん」

文:小森厚 絵:薮内正幸

福音館書店

4-8340-0851-7

子どもは、まるで本物のような写実的な絵が大好き!ページをめくるたびに、子どもの中には「この動物のお母さんは、こうやって子どもを運ぶのか!」と、驚きが広がっていきます。子どもは現実の世界の本当のことを知ると本当にうれしいのです。だからその喜びをもう一度味わいたくて、「読んで!」とこの本を持ってきます。

 


2歳~

 

「やさいのおなか」

作・絵:きうちかつ

福音館書店

4-8340-1438-X

「これ なあに」と子どもに問いかけるクイズ形式の絵本。みたことあるようなないようなへんてこ黒い形は、実は野菜のおなか(断面図)。読み進めるうちに、「これって野菜なんだ!じゃ~これはなんだろう?」、子どもたちの目がどんどん輝きます。子どもとのやりとりが楽しい、子どもが愛しくなる一冊。

 


3歳~

 

「ぼちぼちいこか」

作:マイク=セイラー 絵:ロバート=グロスマン 訳:いまえよしとも

偕成社

ぼちぼちいこか

消防士にバレリーナにカウボウイ。いろんな職業にチャレンジするも、ことごとく失敗に終わるかばくん。「なれるやろか?なれへんかったわ。」をベタな関西弁で読むと、「お!なになに?」って子どもの聴き耳が立ちます。くすくす・あははは・ゲラゲラ笑いが起きた後、「ぼちぼちいこか」の結末に、失敗があってもいいよね、と緩やかな気持ちになれます。

 

*****

 

「でんしゃにのったよ」

作:岡本雄司

福音館書店

230223

ぼくがおかあさんと電車にのって、おじいちゃんの家に行くまでのお話。電車好きな男の子はもちろん、女の子も大人も、電車に揺られ、新幹線に乗って、本当に旅をしているかのような情景に包まれます。ガタタン、ガタタン・・・。

 

*****

 

「だるまちゃんとてんぐちゃん」

作・絵:加古里子

福音館書店

4-8340-0124-5

友達のてんぐちゃんが持っているものを、次々と欲しがるだるまちゃん。「ほしいよぉ~!」そのド直球な要求を叶えようと、家にあるものでなんとか工夫しようとするだるまちゃんの家族。「ちょっとそれは無理だなぁ~」と、言いたくなりそうなことでも、楽しく叶えてしまう家族の姿に、子どもを思う温かい気持ちを感じます。「次、どうなるんだろう?ページをめくるたびに、「わ!今度はそれかー!?」と、わくわくドキドキしちゃいます。

 

*****

 

「はやくはやくっていわないで」

作:益田ミリ 絵:平澤一平

ミシマ社

はやくはやくっていわないで

「早く!急いで!」と、子どもを急かしてはいませんか?こどもの時間はのんびりゆったり。しかも一人ずつ全然違う。子ども時代にゆっくりを保証してあげることの価値は計り知れあせん。スピードの速い現代に生きる私たちにも生きていくために必ず「ゆっくり」が必要です。子どもに読んであげながら、ゆっくりの時間に降りていく。ペースを緩めて子どもと向き合うほどに、子どもの笑顔が増えていきます。

 


5歳~

 

「せいめいのれきし」

文・絵:バージニア・リー・バートン 訳:石井桃子

岩波書店

せいめいのれきし

歴史、宇宙、海の底など、実在のものだけど実際には見たことのないし、見ることもできないことを想像する力は、5歳ごろに大きく芽生えていきます。何かにつけ「なんで?」とたずねてくるのは、もっと知りたい、どうなっているのか確かめたいという知性の働きの現れなのです。

3歳頃の「なんで?」とは違って、研究者ばりに探究したい時期ですから、流さずに向きあいたいもの。だけど、大人も何もかも知っているわけではありません。こういうときにこそ、絵本の出番です。

太陽の誕生からスタートし、現代にいたるまでを、脚色せずに、でも、子どもに分かる言葉で伝えてくれる良書。大人も読んであげながら、もう一度せいめいのれきしを探索できます。


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これは私の経験からのアドバイスですが、初めて読んだ時には全く興味を示さなかった絵本を3ヵ月くらいたってから、急に大好きになることがあります。子どもは日々変化しますから、1回ダメだったからと諦めず、側に置いておきましょう。


こどもキッチン主宰

石井由紀子さん

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子どもの台所仕事研究家。 モンテッソーリの教育理論をベースに 台所仕事から子どもの自立をつくる教室 「こどもキッチン」を主宰している。

こどもキッチン http://blog.kodomo-kitchen.com/

石井先生の今までのブログはコチラ

子どもの台所仕事研究家 presents  第1話「マリア様みたいな母親にはなれへんて!」

子どもの台所仕事研究家 presents  第2話 1歳半からできる「おにぎりづくり」

子どもの台所仕事研究家 presents 第3話「なぜ良いの?どんな風に良いの?絵本が子どもに与える3つの嬉しいこと」